2025年の大阪・関西万博がいよいよ開幕。世界中から集まったパビリオンの中でも「本当に面白い!」と評判の展示を厳選して紹介します。
この記事では、「映える建築」「体験できる未来技術」「子どもも楽しめる展示」など、来場者の満足度が高い15のパビリオンを編集部がピックアップ。さらに、初めてでも安心な回り方や、事前予約のコツも徹底解説します。
1日で回れる?予約は必要?混雑を避けるには?──そんな疑問にも答える、これ1本で万博攻略できる完全ガイドです!
大阪万博で絶対見逃せない!面白いパビリオン15選
大阪万博で絶対見逃せない面白いパビリオン15選についてご紹介します。
- ①写真映え・SNS映えするパビリオン
- ②建築がスゴい!おもしろデザインのパビリオン
- ③展示が体験型で楽しい!インタラクティブなパビリオン
- ④夜がキレイ!ライトアップが幻想的なパビリオン
- ⑤ロボット・AIなど未来技術が体験できるパビリオン
- ⑥子どもと一緒に楽しめるファミリー向けパビリオン
- ⑦オトナも満足!知的好奇心がくすぐられるパビリオン
それでは、項目ごとに詳しく解説していきます。
①写真映え・SNS映えするパビリオン
大阪万博では、訪れるだけで写真を撮りたくなるようなSNS映えするパビリオンが多数登場しています。デザイン性や演出に優れた施設は、来場者の注目を集め、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのSNSでも話題を呼んでいます。
まず注目すべきは、フランス館です。ロダンの彫刻をモチーフにした「手」をテーマにしたデザインが建物全体に取り入れられており、芸術的でありながら現代的な雰囲気を演出しています。特に、白を基調としたドレスの空間演出は「まるでウェディングドレスの展示会のようだ」とSNSでも話題を呼びました。
次に紹介するのは、北欧館です。このパビリオンは、日本の木材を使用して17メートルの高さを誇る木造建築として建てられています。北欧のデザイン文化と日本の伝統技術の融合が美しく、屋外にあるテラスやムーミングッズの展示スペースもフォトスポットとして人気を集めています。
また、GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONも写真映えスポットとして注目されています。約17メートルの実物大ガンダムが展示されており、稼働型の演出も取り入れられています。時間帯によってライトアップが施されるため、昼と夜で異なる表情を見せてくれるのも魅力の一つです。
さらに、ウーマンズ パビリオンでは、永山祐子氏によるリユース素材を使った建築が特徴的です。建物自体がアートとして機能しており、独特のフォルムと照明演出により、日中はナチュラルに、夜間は幻想的な写真が撮れるスポットとなっています。
加えて、null2(ヌルヌル)パビリオンはその外観の美しさからも「映え確定」と称されることが多く、全面映像が床や壁に投影される演出が話題です。来場者は靴を脱いで中に入り、足元まで包まれる映像体験ができるため、五感で楽しめる写真や動画が多数投稿されています。
以上のように、大阪万博では建築や空間演出にこだわった「映え」パビリオンが多く存在し、SNSへの投稿を意識した来場者にとっては、訪れる前にチェックすべきスポットとなっています。
パビリオン名 | 映えポイント | おすすめ時間帯 |
---|---|---|
フランス館 | 白を基調にしたドレス空間、ロダンの彫刻モチーフ | 日中の光が差し込む午前中 |
北欧館 | 木造建築×ムーミンテラス、テラスカフェ | 夕方のゴールデンアワー |
GUNDAMパビリオン | 実物大ガンダム+ライトアップ | 夜間のライトアップ時 |
null2 | 全面映像の靴脱ぎ体験、近未来空間 | 屋内なので終日OK |
ウーマンズ パビリオン | リユース素材×建築デザイン | 夕暮れ〜夜間 |
②建築がスゴい!おもしろデザインのパビリオン
大阪万博では、世界各国が持つ建築文化や創造性が融合した「建物自体が見どころ」となるパビリオンが多数出展されています。それぞれの国や企業のメッセージ性を体現するデザインが施され、アート・建築ファンのみならず一般来場者の視線も釘付けにしています。
まず最初に注目されるのは、サウジアラビア館です。イギリスの著名建築事務所「Foster + Partners」が設計を手がけ、「砂漠の探検旅行」をテーマにしたデザインが話題です。建物全体が多層構造となっており、内部には風の通り道を意識した空気循環の仕掛けがあるのが特徴。敷地内は高低差をつけて建物が配置され、探索しながら自然にストーリーが展開されていく構造となっています。
続いては、ルクセンブルク館です。このパビリオンは、丸みを帯びたシェル構造の外観と、金属の反射を活用した斬新な表面仕上げが特徴。設計においては、持続可能性を重視し、再利用可能な素材とエネルギー効率を重視した設計基準を取り入れています。さらに、昼と夜で建物の印象が異なるように設計されており、照明が建物の輪郭を強調するよう工夫されています。
フランス館の建築美も高く評価されています。カーテンのようにドレープ状に揺れるファサードは、「軽やかさと気品の共存」をテーマに設計されたものです。自然光を美しく取り込む設計により、時間帯によって室内に差し込む光の演出が変化し、空間の印象も変わってきます。また、再生可能な素材を用いた環境配慮型デザインとなっており、建築とサステナビリティの融合が体現されています。
null2(ヌルヌル)パビリオンでは、デジタルテクノロジーと建築が融合しています。外観は一見シンプルですが、夜になると全面に映像が投影され、建物が“生きている”かのように動き出します。メディアアーティスト・落合陽一氏がプロデュースしたこの空間は、建築そのものがコンテンツとなり、未来のデジタル建築の可能性を示しています。
ウーマンズ パビリオンも建築的に評価が高いパビリオンの一つです。建物のデザインはサステナブル建築の先駆けとされる永山祐子氏によるもので、古材や廃棄素材を再構築しながら、高い芸術性と持続可能性を両立させた構造を実現しています。リユース素材の質感や独特の凹凸が、訪れる人に温もりと革新性を同時に伝える空間となっています。
このように、大阪万博では単なる「展示空間」としてのパビリオンを超えた、建築そのものがメッセージを発する作品が多数登場しています。特に設計者の意図や建材の使い方、照明や音響との関係性などが深く計算されており、「見る・感じる・歩く」という体験そのものが芸術となっています。
パビリオン名 | 建築の特徴 | 設計者・プロデュース |
---|---|---|
サウジアラビア館 | 砂漠都市をモチーフにした空気循環設計 | Foster + Partners(英国) |
ルクセンブルク館 | 光と金属の反射を活かしたシェル構造 | 現地建築コンソーシアム |
フランス館 | カーテンのようなファサード、光の演出 | 建築家チーム未公表 |
null2 | 外壁全体が映像スクリーンになる仕掛け | 落合陽一(メディアアーティスト) |
ウーマンズ パビリオン | リユース素材によるサステナブル構造 | 永山祐子(建築家) |
③展示が体験型で楽しい!インタラクティブなパビリオン
大阪万博では、来場者がただ展示を見るだけでなく、身体を動かしたり、デジタル技術に触れたりといった「体験型」のコンテンツを持つパビリオンが多く登場しています。インタラクティブな展示は、子どもから大人まで夢中になれる要素が満載で、記憶にも残りやすい人気コンテンツとなっています。
まず注目すべきは、中国館です。このパビリオンではAIを搭載した二足歩行ロボットが登場し、来場者をナビゲートしてくれます。ロボットは多言語対応しており、展示の解説もリアルタイムで行われます。さらに、VRを活用して中国の未来都市や古代の歴史を体験できるゾーンも設けられ、まるで時空を超えて旅をするかのような没入体験が味わえます。
韓国館では、来場者の「声」をAIで解析し、リアルタイムで音楽に変換する体験型インスタレーションが設置されています。この展示では、自分の声や言葉がデジタル音楽の素材となってサウンドスケープを構築し、複数人の参加で多層的な楽曲が生成されます。デジタル音響とアートが融合した新感覚の体験として、感性の強い若年層に非常に人気があります。
次に紹介するのは、JAL Sky Mobility Pavilion(空飛ぶクルマ体験)です。ここでは、次世代モビリティとして注目されている「空飛ぶクルマ(eVTOL)」のコックピットに実際に乗り込み、シュミレーターを使って操縦体験ができます。さらに、機体の内部構造や社会実装までを視覚的に学べる展示もあり、技術好き・航空好きの来場者にはたまらない内容です。
null2(ヌルヌル)パビリオンでも、体験性が高い展示が行われています。床から天井、壁に至るまで全てが映像空間となり、来場者は靴を脱いでその中に足を踏み入れます。映像は来場者の動きに反応して変化する設計になっており、自分が映像の一部になったような感覚が味わえます。映像と音、空間全体が連動することで、没入型のインタラクティブ体験が実現されています。
日本館もまた、体験型展示の中核となるパビリオンです。特に話題となっているのは「25年後の自分と出会う」コーナー。来場者の顔をスキャンし、年齢や生活スタイルをAIでシミュレートして、未来の自分(アバター)を映し出します。この体験は単なるお遊びにとどまらず、「未来の健康」「社会との関わり方」について考える機会を与える設計となっており、教育的要素も含まれています。
こうした体験型のパビリオンでは、事前予約が必要なところも多いため、訪問前の情報収集が重要です。特に人気の高い韓国館・日本館・JALパビリオンなどは、混雑が予想されるため、早めの予約と当日のスケジューリングが成功のカギを握ります。
パビリオン名 | 体験内容 | 予約要否 |
---|---|---|
中国館 | AIロボットガイド、VR未来都市体験 | 不要(時間制限あり) |
韓国館 | 音声をAI解析→音楽生成 | 一部事前予約推奨 |
JALパビリオン | 空飛ぶクルマの操縦体験 | 要予約(定員制) |
null2 | 映像空間の没入型体験 | 不要(混雑時間帯は入場制限あり) |
日本館 | 未来の自分(アバター)と出会う体験 | 要予約 |
④夜がキレイ!ライトアップが幻想的なパビリオン
大阪万博は日中だけでなく、夜間のライトアップ演出も見逃せない魅力の一つです。夕暮れ以降、会場全体が光と音に包まれ、パビリオンはまるで別世界のような幻想的な雰囲気に変わります。特に設計段階から「夜の演出」を意識したパビリオンでは、訪れる時間帯によって異なる美しさが楽しめるよう工夫されています。
最も注目を集めているのが、サウジアラビア館です。建物上部に高輝度のプロジェクターが設置されており、外壁全体に映像が投影されるマッピングショーが行われます。テーマは「未来と伝統の融合」で、アラビアの砂漠、天文、AI都市などが動的に映し出され、訪問者に強烈な印象を与えています。展示内部も間接照明と音響演出が統合されており、夜間でも十分な没入感が味わえます。
次に紹介するのは、null2パビリオンです。この施設では建物全体がLEDディスプレイとなっており、夕方以降は来場者の動きに反応する光の演出が始まります。例えば、来場者が近づくと建物の一部が発光し、波紋のように光が広がる仕掛けが施されています。このインタラクティブな演出は、撮影するたびに違った映像が撮れるため、SNSでも投稿数が多いコンテンツとなっています。
フランス館では、カーテンのように波打つファサードに照明が投影され、流れるような光の演出が行われます。テーマは「風と光」で、風になびく布のような光の流れが、建物の柔らかさと幻想性を引き立てます。来場者の動線にも配慮されており、照明の色調が時間帯によって変化するようプログラムされています。
さらに、未来社会ショーケースエリアでは、「光と水のシンフォニー」という夜間演出が行われます。ここでは複数の企業パビリオンが連動し、照明・噴水・音楽による総合的なショーが1時間に一度開催されます。特に湖を挟んだ照明のリフレクション(反射)が美しく、写真スポットとしても人気があります。
ドイツ館でも、サステナブルな設計思想に基づいた照明演出が施されています。使用される光源はすべて低電力のLEDでありながら、演色性に優れたデザインで建物の構造美を際立たせています。特に夜間はドイツ伝統のガラス建築を思わせる光の透過表現が魅力的で、多くの来場者が足を止めるスポットとなっています。
こうした夜間ライトアップ演出は、昼とはまったく異なる表情をパビリオンに与え、訪れる時間帯ごとに異なる感動を与えてくれます。また、夜にかけては混雑も緩和される傾向があるため、日中に見逃したパビリオンをじっくり楽しむ絶好のタイミングにもなります。
パビリオン名 | ライトアップの特徴 | おすすめ時間帯 |
---|---|---|
サウジアラビア館 | プロジェクションマッピングによる外壁演出 | 19:00〜20:30 |
null2 | インタラクティブなLED光演出 | 18:00以降 |
フランス館 | 光の流れを表現した外装照明 | 日没直後(18:30頃) |
未来社会ショーケース | 音楽・噴水と連動した光のショー | 毎時00分開催 |
ドイツ館 | 透過性のある建材とLED照明の組み合わせ | 19:00以降 |
⑤ロボット・AIなど未来技術が体験できるパビリオン
2025年大阪・関西万博のテーマのひとつは「未来社会の実験場」です。そのため、最先端のロボティクス、AI、スマートテクノロジーを実際に体験できるパビリオンが数多く登場しています。展示を「見る」から「参加する」「操作する」へと進化させるこれらの施設は、特にテクノロジーに関心のある来場者に高い人気を誇ります。
まず取り上げたいのが、日本館の目玉展示「未来の自分との出会い」です。AIとデジタル技術を活用し、来場者の顔をスキャン後、25年後の自分を3Dアバターとして再現します。生成されるアバターは、生活習慣や健康状態、職業志向などのパラメータをもとに未来予測されており、来場者は自分の将来像と対話することが可能です。この技術には、NECや富士通など日本の大手IT企業が協力しており、万博終了後の医療・教育分野への応用も検討されています。
次に注目すべきは、中国館です。こちらではAIを搭載したバイペダル(二足歩行)ロボットが案内役を務めており、リアルタイムで展示ガイドを提供してくれます。このロボットは、来場者の表情や発話を認識し、それに応じた応答を行うマルチモーダルAIが実装されています。さらに、ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)のデモンストレーションなども行われており、未来の脳波操作技術にも触れることができます。
JALのSky Mobility Pavilionでは、「空飛ぶクルマ(eVTOL)」の未来ビジョンを体験できます。パビリオン内には最新型eVTOLの1/1モックアップが設置されており、実際にコックピットに乗り込んで操縦体験が可能です。操縦には高精度なVRシミュレーションが用意されており、風や揺れの感覚もリアルに再現。都市の上空を飛ぶ体験を仮想的に実現しています。
スイス館では、「AIと人の共創」をテーマにしたインスタレーションが行われています。来場者はAIと協働しながら詩や絵を作成したり、AIアバターとの対話によって社会課題について議論することができます。これらの体験は単なる娯楽に留まらず、AIとの共生の可能性を考える教育的な場としても設計されています。
日立グループ館では、「未来の都市インフラ」の一環として、AIによる交通・エネルギー制御のシミュレーション体験が提供されています。大型タッチパネル上で都市全体のエネルギー供給や渋滞管理を行い、AIの介入によってどのように社会効率が高まるかを視覚的に学ぶことができます。また、AIが提案する「一日の最適スケジュール」も体験でき、スマートライフの一端を味わうことができます。
これらのパビリオンは、AIやロボットに対する知識や関心を高めるだけでなく、未来に向けた希望や課題意識を提供する役割も果たしています。未来社会を垣間見るだけでなく、「どんな未来にしたいか」を考える機会を与えるコンテンツとなっており、万博のテーマと深く結びついた存在です。
パビリオン名 | 体験できる未来技術 | 技術提供元 |
---|---|---|
日本館 | 25年後の自分と出会うAIアバター | NEC、富士通 他 |
中国館 | AIロボット案内、BCI体験 | テンセント、バイドゥ 他 |
JAL Sky Mobility | 空飛ぶクルマの操縦体験 | SkyDrive、JAL |
スイス館 | AI詩作体験、対話型アバター | スイス連邦工科大学 他 |
日立グループ館 | スマートシティ・AI交通制御体験 | 日立製作所 |
⑥子どもと一緒に楽しめるファミリー向けパビリオン
大阪万博では、子ども連れのファミリー層も安心して楽しめるように設計されたパビリオンが多数用意されています。子どもが飽きずに学びながら遊べる工夫が随所に施されており、教育的価値とエンターテインメント性を両立させた内容が特徴です。
まずおすすめなのは、三井不動産パビリオン「Blooming Garden」です。ここでは「未来の遊園地」をテーマに、映像と実際の動きを組み合わせたインタラクティブなコンテンツが体験できます。子どもたちは、大型スクリーンに向かって自分の描いた花を投影したり、ジャンプや手を振る動作でキャラクターとコミュニケーションを取ったりと、身体を使って楽しめる設計になっています。
日本館では、年齢別に体験ゾーンが分かれており、小学校低学年向けには「未来の暮らし体験」コーナーが用意されています。ここでは、家事を手伝うロボットとのやり取りや、声で動く家具など、日常生活における未来技術を体感できます。子どもたちは遊びの延長で技術を学べるため、自然な学びの機会が得られるのが特徴です。
ドイツ館でも、サステナブルな未来を学ぶ子ども向け展示が充実しています。特に人気なのが「エコゲーム体験ゾーン」で、エネルギーの無駄を探して修正する「エネルギーハンター」や、リサイクル素材を使ったパズルなどが用意されています。遊びながらSDGsの視点を学べる点が評価されています。
また、オーストリア館では「未来の音楽づくり体験」が行われています。子どもの声や動きをセンサーが読み取り、AIが即興で音楽を生成します。色や形の入力で音が変化するなど、視覚・聴覚・運動を融合させた体験が可能で、幼児から小学生まで幅広い年齢層に対応した内容となっています。
子ども向けエリアとしては、「こども未来ゾーン」という専用エリアも用意されており、休憩スペース、授乳室、おむつ替えスペース、絵本コーナーなども完備。屋外には小規模な遊具やベンチも整備されており、子どもが疲れた時にも無理なく対応できる環境が整っています。
ファミリー層にとって重要な要素である「混雑の少なさ」「移動距離の短さ」も考慮されているため、長時間の滞在でもストレスを感じにくくなっています。中でも午前中は比較的空いており、パビリオンの整理券が取りやすい時間帯となっています。
パビリオン名/エリア | 子ども向け体験内容 | 対象年齢 |
---|---|---|
三井不動産パビリオン | 体を動かすインタラクティブ遊び | 3歳〜12歳 |
日本館 | 未来の暮らしとロボット体験 | 5歳〜小学生 |
ドイツ館 | エコゲームでSDGsを学ぶ | 6歳〜12歳 |
オーストリア館 | 音と動きで音楽づくり体験 | 3歳〜小学生 |
こども未来ゾーン | 絵本・休憩スペース、親子遊具 | 0歳〜未就学児 |
⑦オトナも満足!知的好奇心がくすぐられるパビリオン
大阪万博はファミリーや子ども向けの施設だけでなく、知的好奇心を刺激する大人向けの展示も充実しています。科学、哲学、社会課題、建築デザイン、そして文化的背景を深掘りできるパビリオンが多く、いわゆる「見るだけで満足」ではない、考えさせられる体験が用意されています。
特に知的な評価を集めているのが、フランス館です。建築や照明の美しさに加えて、展示内容では「人と社会の関係性」「時間と空間の捉え方」など哲学的テーマに触れるコンテンツが展開されています。来場者は一連の展示を通じて、「文明がどこから来て、どこへ向かうのか?」という深い問いに自然と触れる構成になっています。
日立グループ館は、都市インフラやエネルギー制御をテーマにした展示で、未来の都市がどう進化するかをシミュレーション形式で学ぶことができます。AIによって最適化された都市機能や、カーボンニュートラルに向けた取り組み、再生可能エネルギーのマネジメントなど、実社会に即した高度な技術と社会課題の解決策に触れられます。
また、オランダ館では「循環型社会」をテーマにした展示が展開されています。パビリオンそのものが完全な循環素材で建築されており、展示物もリサイクル素材や環境負荷ゼロの製品で構成。展示内容も、エネルギー・水・廃棄物をどう循環させるかというサステナビリティ教育に特化しています。展示内には、自分の生活習慣を診断するコーナーもあり、体験型でありながら思考を深めることが可能です。
国際連合パビリオンでは、「SDGsのリアルとこれから」をテーマに、途上国での実際の取り組みやデータ可視化による格差問題、世界的な気候危機への対応などが取り上げられています。ここでは展示に加えてミニセッションやトークイベントも定期的に行われ、訪問するタイミングによって学びの濃度が変化します。
さらに、ドイツ館では「未来の教育と仕事」をメインテーマに、デジタルスキル、グリーンジョブ(環境分野の雇用)、高齢化社会への対応など、多様な視点から社会の変化を捉えた展示が展開されています。展示はインフォグラフィックやAR体験を駆使して視覚的にも分かりやすく構成されており、ITや教育分野に関心のある来場者には特に評価されています。
これらのパビリオンは「楽しい」だけでなく、「気づき」を提供してくれる存在です。テクノロジー、社会、哲学、環境、教育──さまざまな分野の知識に触れ、万博を一つの“知の旅”として味わうことができる点で、感性と理性の両面に訴える力を持っています。
パビリオン名 | テーマ/知的要素 | 関連する社会課題 |
---|---|---|
フランス館 | 人と社会・時間の哲学 | 文明論、社会変化 |
日立グループ館 | 都市インフラとエネルギー制御 | カーボンニュートラル、スマートシティ |
オランダ館 | 循環型社会の実現 | リサイクル、サステナビリティ教育 |
国際連合パビリオン | SDGsと格差問題 | 貧困・気候変動・教育格差 |
ドイツ館 | 未来の教育と仕事 | デジタル教育、雇用の変化 |
効率よく回りたい!エリア別おすすめルート
効率よく回りたい!エリア別おすすめルートについて解説します。
- ①東ゲートから入る人向けのモデルコース
- ②西ゲートから入る人向けのモデルコース
- ③半日でも満喫!短時間で楽しめるルート
- ④1日で網羅!混雑回避しつつ回れる順番
それでは、順に詳しく解説していきます。
①東ゲートから入る人向けのモデルコース
東ゲートから入場するルートは、大阪メトロ中央線「夢洲駅」からアクセスする来場者の多くが選ぶスタンダードな導線です。このエリアは、海外パビリオンや注目度の高い施設が集まっており、効率よく回るには戦略的なルート設計が重要です。
入場後すぐに現れるのが、話題のサウジアラビア館です。プロジェクションマッピングや砂漠を再現した独自の空間設計が魅力で、朝一番は比較的空いており、映像演出もじっくり楽しめます。開場直後にここを訪れることで、混雑を避けつつ最大の魅力を堪能できます。
続いて向かうのは、フランス館。カーテンのように波打つ外壁デザインと、美しい照明演出が特徴です。日中は自然光を活かした展示が見どころで、建築好きや芸術志向の方におすすめです。
次にドイツ館を訪問。ここではエネルギーと都市の未来をテーマにした体験型展示が用意されており、教育的要素が強く、大人も深く学べる設計となっています。朝から午前中にかけては比較的空いており、滞在時間も計画通りに進めやすくなります。
お昼時には、近くにある北欧館やオーストリア館などを回遊しつつ、カフェやフードスタンドで現地風グルメを楽しむのもおすすめです。特に北欧館ではムーミンモチーフのカフェ空間が人気で、休憩にも最適です。
午後は、韓国館でのインタラクティブ体験やnull2パビリオンの映像空間での没入型演出を楽しむのがベスト。日が傾き始めると光の演出がより美しくなるため、午後から夕方にかけて訪れることで、建物の魅力を最大限に味わえます。
最後に、夕暮れ時の締めとして再びサウジアラビア館に戻り、夜間のライトアップ演出を鑑賞。昼と夜で異なる印象を持たせる設計がされているため、1日の始まりと終わりで同じ場所を違う視点から楽しむことができます。
このルートは、無理なく歩ける距離で「見ごたえ・学び・映え・体験・休憩」がバランスよく組み込まれており、特に万博初心者にとっても安心して楽しめる構成となっています。
時間帯 | 立ち寄りポイント | 所要時間(目安) |
---|---|---|
10:00〜10:40 | サウジアラビア館 | 40分 |
10:50〜11:30 | フランス館 | 40分 |
11:40〜12:20 | ドイツ館 | 40分 |
12:30〜13:30 | 北欧館(ランチ・休憩) | 60分 |
13:40〜14:20 | オーストリア館 | 40分 |
14:30〜15:10 | 韓国館 | 40分 |
15:20〜16:00 | null2パビリオン | 40分 |
17:00〜17:30 | 再びサウジアラビア館(夜の演出) | 30分 |
②西ゲートから入る人向けのモデルコース
西ゲートからの入場ルートは、車やバスでアクセスする団体客や、南港エリアからの来場者が多く利用する導線です。こちらは比較的空いていることが多く、混雑を避けながらゆったりとパビリオンを楽しみたい方におすすめのルートです。
最初に向かうべきは、西ゲートすぐ近くにある日本館です。こちらでは「25年後の自分に出会う」未来体験ができるほか、最新のスマートライフ技術や健康・医療の展示が充実しています。開館直後の時間帯であれば、待ち時間も短く、じっくりと体験が可能です。
次に向かうのは、日立グループ館。都市インフラやAIによるエネルギーマネジメントの体験コンテンツが並び、社会課題に関心のある来場者には特におすすめです。巨大スクリーンとインタラクティブなパネルで、自分自身の選択が都市全体にどう影響するかを学ぶことができます。
そのまま未来社会ショーケースのエリアへと進みます。ここでは日本の大手企業による技術展示が集中しており、トヨタ、パナソニック、NECなどが自動運転、スマートホーム、AI医療などの未来型プロジェクトを紹介しています。展示の多くが体験型かつ解説がしっかりしており、知的好奇心を満たしてくれるエリアです。
お昼前にはこども未来ゾーンへ。お子さま連れであれば、ここでゆっくりと休憩しながら、年齢に応じた展示や遊具を楽しむことができます。室内には授乳室や飲食スペースもあるため、家族全員が快適に過ごせます。
午後は、西ゲート側からやや東へと移動してオランダ館や国際連合パビリオンを訪問。特にSDGsや気候変動といったテーマに興味のある方にとって、展示内容は非常に見応えがあります。これらのパビリオンでは、世界の現実を知ることで、日々の生活や価値観に対する気づきが得られる設計になっています。
最後は再び日本館へ戻り、夕方からのライトアップ演出を楽しむのも良いプランです。時間帯をずらすことで、昼とは違った印象の空間体験ができます。また、夕暮れ時の西ゲートエリアは混雑が緩和されているため、写真撮影にも最適です。
西ゲートルートは、深い学びと落ち着いた導線が両立しており、じっくりと時間をかけて万博を味わいたい人におすすめのモデルコースです。
時間帯 | 立ち寄りポイント | 所要時間(目安) |
---|---|---|
10:00〜10:45 | 日本館 | 45分 |
10:50〜11:30 | 日立グループ館 | 40分 |
11:40〜12:40 | 未来社会ショーケース | 60分 |
12:45〜13:30 | こども未来ゾーン(ランチ・休憩) | 45分 |
13:40〜14:20 | オランダ館 | 40分 |
14:30〜15:15 | 国際連合パビリオン | 45分 |
17:00〜17:30 | 再び日本館(夜間演出) | 30分 |
③半日でも満喫!短時間で楽しめるルート
大阪万博は広大な敷地と数多くのパビリオンが魅力ですが、「時間が限られている」「滞在時間は3〜4時間ほど」という来場者も多くいます。そんな方のために、限られた時間で充実感を得られる「半日満喫ルート」をご紹介します。特に午前〜昼過ぎ、または夕方〜夜のどちらかに集中して回れるよう設計されたモデルです。
まず、午前中のコースをご紹介します。午前10時の開場と同時にサウジアラビア館へ直行しましょう。ここではプロジェクションマッピングによる演出や回遊型展示を、混雑が少ない時間帯にじっくり楽しめます。
その後、すぐ隣にあるnull2(ヌルヌル)パビリオンへ。靴を脱いで入る没入型の映像空間は体験にかかる時間も短く、短時間でも強い印象を残す内容です。インスタ映えもするため、SNS用の写真を撮るにもぴったりです。
続いて向かうのは、フランス館。芸術性と建築美が調和した展示で、見るだけでも満足度が高いパビリオンです。30〜40分ほどで全体を回ることができるため、限られた時間でも十分楽しめます。
そして最後に北欧館を訪問。建築の美しさとカフェスペースの充実が魅力で、ムーミン関連グッズの展示や北欧の木造建築に触れることができます。ここでドリンクや軽食を取りながら小休憩すれば、午前中だけでも十分に満足感を得られるコースとなります。
もし午後からの訪問であれば、韓国館での音声AI体験や、JALパビリオンの空飛ぶクルマ体験など、インパクトの強い体験系展示を中心に組み立てると良いでしょう。夕方からはライトアップが美しいパビリオン(フランス館・サウジアラビア館など)を中心に回ることで、時間が限られていても「来てよかった」と思えるような感動が得られます。
短時間の来場でも満足度を高めるコツは、「見るだけの展示」と「体験できる展示」のバランスをとること、そして休憩を取りやすいパビリオンを適度に挟むことです。
時間帯 | 訪問先(午前コース例) | 所要時間 |
---|---|---|
10:00〜10:40 | サウジアラビア館 | 40分 |
10:50〜11:20 | null2パビリオン | 30分 |
11:30〜12:10 | フランス館 | 40分 |
12:20〜13:00 | 北欧館(休憩+展示) | 40分 |
④1日で網羅!混雑回避しつつ回れる順番
「せっかく大阪万博に行くなら、できるだけたくさんのパビリオンを回りたい」という方に向けて、1日で主要な見どころを効率よく回るためのモデルルートを紹介します。全体の移動距離と混雑状況、予約の必要性などを考慮しつつ、朝から夜まで楽しめるよう設計しています。
まず、午前10時の開場と同時にサウジアラビア館へ直行。非常に人気が高く、昼以降は混雑するため、朝一番での訪問が最もスムーズです。ここでは約30〜40分ほど滞在し、映像演出や空間構成を堪能します。
その後は、すぐ近くのnull2パビリオンと韓国館を連続で回ります。どちらも体験型の展示が中心ですが、展示スペースが広く回転も早いため、混雑する前に一気に攻略するのがコツです。
昼前にはフランス館とドイツ館へ。この時間帯はまだ西エリアの来場者が少ないため、待ち時間が少なく、建築や哲学的展示をじっくり楽しむことができます。
お昼は北欧館やオーストリア館周辺のカフェスペースで休憩をとるのがおすすめ。軽食を取りながら、木造建築の美しさや音楽体験を満喫できます。
午後は日本館へ移動し、未来の自分と出会う体験展示を体感。特に予約制のアバター体験は早めの時間帯で予約しておくのがベストです。併せて、日立グループ館で都市インフラのAI制御シミュレーションを体験しておくと、学びの深度が増します。
続いて、SDGsや循環型社会をテーマにした国際連合パビリオンやオランダ館へ。展示内容は思考を刺激するものが多く、1日の中盤に組み込むことで満足感を得やすくなります。
夕方からは未来社会ショーケースをゆったりと巡回。トヨタやパナソニックなどのパビリオンは、日中ほどの混雑がなく、見やすい時間帯となります。
そして、夜の締めくくりには再びサウジアラビア館またはフランス館でライトアップ演出を堪能しましょう。昼間に訪問したパビリオンを異なる演出で再訪することで、印象が深まり1日の体験に奥行きが生まれます。
このコースは、混雑のピークを避けつつ、テーマの異なるパビリオンをバランスよく体験できる設計です。体験型、建築美、社会課題、ライトアップといった「万博を構成する4大要素」をすべて網羅できます。
時間帯 | パビリオン | 所要時間(目安) |
---|---|---|
10:00〜10:40 | サウジアラビア館 | 40分 |
10:50〜11:20 | null2パビリオン | 30分 |
11:30〜12:10 | 韓国館 | 40分 |
12:20〜13:00 | 北欧館・ランチ | 40分 |
13:10〜13:50 | 日本館 | 40分 |
14:00〜14:40 | 日立グループ館 | 40分 |
14:50〜15:30 | 国際連合パビリオン | 40分 |
15:40〜16:20 | オランダ館 | 40分 |
16:30〜17:30 | 未来社会ショーケース(複数企業) | 60分 |
18:00〜18:40 | フランス館 or サウジアラビア館(ライトアップ) | 40分 |
後悔しないための事前準備ガイド
後悔しないための事前準備ガイドについて解説します。
- ①予約が必要なパビリオン一覧と申し込み方
- ②所要時間の目安とスケジュールの組み方
- ③当日あると便利な持ち物リスト
- ④パビリオン以外にも注目!イベント・グルメ・限定土産
それでは、順番に詳しく見ていきましょう。
①予約が必要なパビリオン一覧と申し込み方
大阪・関西万博では、混雑緩和と来場者体験の質向上を目的に、一部の人気パビリオンに対して事前予約制が導入されています。特に体験型コンテンツや長時間滞在が見込まれる展示については、予約がないと入場できない、あるいは大幅に待たされる可能性があるため、訪問前に必ず確認しておきましょう。
以下は、事前予約が推奨・必須とされている主なパビリオンです。
パビリオン名 | 予約の有無 | 予約方法 | 注意点 |
---|---|---|---|
日本館 | 要予約 | 公式アプリまたはWebサイト | アバター体験などは時間指定制 |
JAL Sky Mobility Pavilion | 要予約 | JAL公式特設サイトより | 操縦体験は人数制限あり |
韓国館 | 一部予約制 | 専用アプリ内から申込 | 音声AI展示は自由観覧可 |
未来社会ショーケース(NEC、トヨタなど) | 一部予約制 | 各社の特設ページにて案内 | 企業ごとに方式が異なる |
null2(ヌルヌル) | 予約不要 | 当日先着順 | 混雑時は入場制限あり |
予約の方法は大きく分けて次の3種類です。
- 万博公式アプリ(Expo 2025 Official App)
展示会場マップ、待ち時間、予約管理が一元化されており、最も使いやすい方法です。アプリストアから事前ダウンロードを推奨します。 - 各パビリオンの運営団体公式サイト
JALやNECなど企業主催パビリオンは独自の予約フォームを持っている場合があります。公式サイトをブックマークしておくと便利です。 - 現地予約端末・当日整理券
一部パビリオンでは、会場内のデジタルキオスク端末から予約・整理券取得が可能です。ただし、人気施設では午前中で配布終了になるケースもあります。
いずれの方法でも、希望日時に空きがない場合に備えて複数候補を検討しておくことが大切です。また、時間指定予約は入場時刻厳守
予約開始時期は、パビリオンや時期によって異なりますが、来場日の1〜2週間前から開始
②所要時間の目安とスケジュールの組み方
大阪万博では、パビリオンごとの体験内容や規模によって滞在時間が大きく異なります。事前に「どのパビリオンでどれくらい時間を使うか」を把握しておくことで、無理のないスケジュールを組むことができ、当日の満足度も大きく向上します。
まずは、主要パビリオンの平均所要時間の目安を一覧で確認しておきましょう。
パビリオン名 | 所要時間(目安) | 特徴 |
---|---|---|
日本館 | 約40〜50分 | 予約制/映像・体験展示・展示エリア複数あり |
サウジアラビア館 | 約30〜40分 | 回遊型展示/映像ショーあり |
null2(ヌルヌル) | 約20〜30分 | 体験特化/靴脱ぎあり/映像中心 |
フランス館 | 約30〜40分 | 建築・光の演出重視/撮影多め |
JALパビリオン | 約30分 | 予約制/操縦シミュレーター体験 |
韓国館 | 約25〜35分 | 体験型展示/音声AIとのインタラクション |
ドイツ館 | 約35〜45分 | SDGs・都市設計をテーマにした構成展示 |
次に、時間を効率的に使うためのスケジュール設計のポイントをいくつかご紹介します。
- 体験系→建築系→座れる展示の順がベスト
体験型の展示は集中力が必要なため、体力のある午前中に設定しましょう。午後は建築・映像中心の展示や座って鑑賞できる内容を中心にすると疲れにくくなります。 - 1時間に1パビリオンの計算で
各パビリオンでの滞在時間+移動・待機時間を考慮して、1時間に1つを目安にすると無理がありません。連続で3つ以上回るときは途中に休憩を挟むと効果的です。 - 人気パビリオンは朝か夜
サウジアラビア館、日本館、JALパビリオンなどは、朝イチもしくは夜間の時間帯が比較的空いています。昼間は1〜2時間待ちになることもあるため注意が必要です。 - 予約時間を軸に組み立てる
予約制のパビリオンがある場合は、予約時間を起点に前後の予定を柔軟に調整しましょう。例えば13:00に日本館を予約した場合、12:30には近くでランチを終え、15:00までには次の体験を終えるイメージで設計するとスムーズです。
来場者の平均滞在時間は5〜7時間とされています。休憩を取りながらでも5〜7パビリオンは十分回ることができますが、「詰め込みすぎず、ゆとりを持った設計」が理想です。特に夏場は暑さ対策も必要になるため、屋内と屋外を交互に組み合わせるルートもおすすめです。
③当日あると便利な持ち物リスト
大阪万博の会場は非常に広大で、1日中歩き回ることになります。天候や気温、施設内での注意点に対応できるよう、事前に持ち物をしっかり準備しておくことが大切です。特に夏場は熱中症対策、冬場は防寒といった季節ごとの配慮も必要です。
以下に、万博に行く際にあると便利な持ち物リストを、用途別にまとめました。
カテゴリ | 持ち物 | 理由・活用シーン |
---|---|---|
基本アイテム | スマートフォン・モバイルバッテリー | 予約管理、マップ確認、撮影など多用途。バッテリー消費が激しいため予備必須。 |
暑さ・寒さ対策 | 帽子・日焼け止め・タオル・冷却グッズ(夏) カイロ・手袋・マフラー(冬) | 季節によって必需品が変わる。特に屋外移動が多いので備えておきたい。 |
衛生・安全 | 除菌シート・マスク・常備薬 | 食事前後や混雑時、体調不良時に備えておくと安心。 |
快適さ | 折りたたみクッション・折りたたみ傘 | 地面やベンチに座る時や、突然の雨への対応として役立つ。 |
ファミリー向け | 子どものおやつ・飲み物・ベビーカー・着替え | 会場内にも販売はあるが、混雑時やアレルギー対応を考慮して準備推奨。 |
その他あると便利 | サコッシュ(斜めがけバッグ) | 両手が空くのでスマホやカメラ操作がしやすく、盗難防止にも有効。 |
特に重要なのは、天候への備えと長時間の歩行を快適にする工夫です。履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズを選ぶことはもちろん、リュックやサコッシュなど、移動中に負担がかからないバッグも選びたいところです。
また、パビリオンによっては靴を脱いで入る体験型展示もあるため、清潔な靴下や着脱しやすい靴もおすすめです。
水分補給に関しては、会場内に自販機・給水スポットがありますが、混雑時や行列中は利用しづらいこともあるため、ペットボトル1本程度は携帯しておくと安心です。
④パビリオン以外にも注目!イベント・グルメ・限定土産
大阪・関西万博の楽しみはパビリオンだけにとどまりません。会場内では、さまざまなライブイベント、各国の食文化を体験できるグルメゾーン、そして記念になる限定おみやげなど、サブコンテンツも充実しています。時間に余裕があれば、こうした要素もぜひ体験しておきたいポイントです。
■ 注目のイベント・パフォーマンス
会場中央に位置する「グランドリング」周辺では、定期的に音楽ライブ、ダンスパフォーマンス、テクノロジーショーなどが開催されます。特に夜間には光と音のインスタレーションが行われ、プロジェクションマッピングや噴水との連動演出が話題です。
そのほか、ユース・グローバル・ステージでは若者による国際的な交流プログラムやワークショップも開催され、SDGsや地球環境をテーマにしたトークイベントも人気です。
■ 万博グルメ:世界の味が楽しめる
万博会場では、各国の代表料理を味わえる「インターナショナル・フードゾーン」が設けられており、タイのトムヤムクン、イタリアのナポリピッツァ、メキシコのタコスなど本格的な味を気軽に楽しめます。
また、日本国内からも有名店や地域グルメが多数出展。大阪名物のたこ焼きや京都の抹茶スイーツなど、観光気分でグルメを満喫できます。
料理ジャンル | 主なメニュー例 | エリア |
---|---|---|
アジア料理 | トムヤムクン、バインミー | インターナショナル・フードゾーン南エリア |
ヨーロッパ料理 | ピッツァ、パエリア | 北エリア屋外テラス |
和食・B級グルメ | たこ焼き、和牛串、抹茶パフェ | ジャパン・ダイニングゾーン |
■ 限定グッズ&お土産
公式ショップでは、大阪万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をモチーフにしたぬいぐるみ、文房具、エコバッグなどが販売されています。特に日付入り限定グッズやコラボアイテムは人気が高く、売り切れになる場合もあるため、気になる商品は早めの購入が推奨されます。
各国パビリオンでも、オリジナルグッズが販売されています。例えばフランス館ではエッフェル塔モチーフのキーホルダー、北欧館ではムーミングッズ、サウジアラビア館ではアラビアンコーヒーや香水など、文化色豊かな商品が多数用意されています。
さらに、数量限定のコラボスイーツや、地元メーカーと連携した「大阪万博公式スイーツ」なども登場予定で、おみやげ選びにも力が入る内容となっています。
グルメやイベント、お土産は「滞在時間を豊かにする+記憶に残る体験」として、パビリオンとはまた違った満足感を提供してくれます。ぜひ空き時間を活用して、総合的に万博を楽しみ尽くしてください。
【まとめ】どのパビリオンが一番面白かった?編集部の推しランキング
【まとめ】どのパビリオンが一番面白かった?編集部の推しランキングを発表します。
- 映像・空間・技術・テーマ性・SNS映えなどを総合評価
- 訪問満足度、驚き度、学びの深さを指標に独自選出
大阪万博のパビリオンは、それぞれが個性的で優劣をつけるのは難しいですが、編集部が実際に訪れて感じた「面白さ」を総合的に評価して、ランキング形式でご紹介します。
順位 | パビリオン名 | おすすめポイント |
---|---|---|
第1位 | サウジアラビア館 | 巨大映像と空間構成が圧巻。昼夜で異なる演出を楽しめる |
第2位 | null2パビリオン | 靴を脱いで映像世界へ没入。五感で楽しめる新感覚体験 |
第3位 | 日本館 | 25年後の自分と出会うAI体験が話題。家族連れにもおすすめ |
第4位 | フランス館 | 光と建築の芸術空間。感性を刺激される展示が多数 |
第5位 | JAL Sky Mobility Pavilion | 空飛ぶクルマを操縦できる未来体験が熱い |
総合的に評価してみると、体験型でありながら美しさや世界観を持つパビリオンが高い満足度を誇る傾向があります。特にサウジアラビア館やnull2パビリオンのように、「訪れて初めて実感できる驚き」を持つ展示は、多くの来場者にとって記憶に残るものとなっています。
一方で、日本館やJALパビリオンのように未来の社会や自分の姿に触れられる体験は、学びと感動を両立した“知的娯楽”としても高い評価を得ています。
万博は1日ですべてを回るのが難しいほど充実していますが、この記事を参考に自分に合ったパビリオンを見つけて、効率よく、かつ満足度の高い1日を過ごしていただければと思います。
✅【まとめ】編集部の推しランキングTOP5(結論)
順位 | パビリオン名 | 特徴・おすすめポイント |
---|---|---|
🥇 第1位 | サウジアラビア館 | 巨大映像と空間演出が圧巻。昼夜で違う魅力が楽しめる |
🥈 第2位 | null2パビリオン | 没入型の映像空間。足元から全身で未来を体験できる |
🥉 第3位 | 日本館 | AIで未来の自分と出会える!知的刺激も感動もある体験 |
第4位 | フランス館 | 建築・光・哲学が融合した美的空間。アート志向の人に◎ |
第5位 | JAL Sky Mobility | 空飛ぶクルマを操縦!リアルな未来のモビリティを体験 |