12月に発表された、専業主婦優遇措置と3号廃止の見送りが大きな話題となっています。
この問題に対して「ズルい」と感じる声が多く寄せられ、社会の反響が広がっています。
「専業主婦優遇」というワードチョイスに悪意を感じられるとの声も。
なかでも気になる「甘えんな」という意見。
今回の政策の見送りについての世間の声も含めて、以下のことを調べてみました。
- 3号廃止見送りとは何か
- 専業主婦は本当に甘えなのか
- 専業主婦に対する世間の声
3号廃止とはどんな制度?
まず、この制度について簡単に説明していきますね。
会社員の夫に扶養される配偶者は年金保険料を納めなくても、基礎年金を受け取れる制度となります。
公的年金制度 | 区分 | 納め方 |
第1号被保険者 | 自営業者やフリーランス | 国民年金の保険料を自ら納める |
第2号被保険者 | 会社員、公務員 | 労使折半で厚生年金を支払う |
第3号被保険者 | 専業主婦、パート労働者 | 自分で支払わずとも自分名義の基礎年金が受け取れる |
1985年当時は、1093万人が加入していたんだって!
今の時代は共働き主流だから、今では676万人まで減少してるみたい!
専業主婦が甘えと言われる理由5選
なぜ専業主婦が優遇されすぎていると言われているため、「甘えんな」という声がでているようです。
優遇されすぎているとは、果たしてどのことを指すのでしょうか。
経済的な優遇措置
専業主婦は、税制上の優遇や年金制度において特別扱いされることが多く、これが働く世代との不公平感を生む要因となっています。
社会的な期待
専業主婦の役割が伝統的に家庭を支えることとされているため、社会全体がその価値を過大評価しているとの指摘があります。
働く女性との格差
専業主婦が優遇される一方で、働く女性は同じような支援を受けられないことが多く、これが「ズルい」と感じる原因となっています。
制度の時代遅れ
現代社会では共働きが一般的になっているにもかかわらず、旧来の優遇制度が残っていることが批判されています。
家庭内の負担
専業主婦が家庭を支える一方で、外で働く人々がその負担を背負うことになり、これが不公平感を助長しています。
三号廃止見送りは正しい判断だったのか
今回の3号廃止見送りについては、働く側の意見、専業主婦側の意見それぞれの主張があります。
しかし今回の廃止見送りについては、以下の理由で正しい判断だったのではないでしょうか。
世帯単位での年金の公平性
主婦年金の廃止を見送ったのは、世帯単位での年金の公平性を維持するための妥当な判断といえます。
専業主婦は減少傾向にあるが、全国で676万人おり、いきなり廃止すると片働き世帯が共働き世帯に比べて保険料の負担が重くなり、不公平感が生じる場合があります。
家事・育児の市場評価
専業主婦が年金を受け取ることに対する不公平感が指摘されますが、家事・育児は労働であり、実際の市場価値で換算すれば年収300万円を超える可能性があります。
このため、専業主婦が働かずに年金を受け取っているとの批判は当たらないのではないでしょうか。
まとめ
専業主婦優遇されすぎと言われる理由5選!廃止見送りは正しい判断?について調査しました。
制度ができた当時と、令和の今とでは、働き方が大きく変わってきているので時代にあった制度に見直せるといいですよね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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